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『FPビジネスは楽しい!』 2012/05/29

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     『FPビジネスは楽しい!』       2012/5/29

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こんにちは、私はファイナンシャル・プランナーの有田敬三です。
中小企業や個人の方へのコンサルティング、セミナーや大学教育での講師など
様々なFPビジネスを行っています。
今後ともよろしくお願いします。


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   ◆ FPビジネスのレベルアップ  【 日本国債やはり危うし 】
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 大手格付け会社のフィッチ・レーティングスが5月22日、日本国債をダブルA

マイナスから「シングルAプラス」に一段階引き下げた。

引き下げの理由は、「国債の発行に歯止めがかからず、信用力の維持が難しい」と

いう指摘だった。確かにその指摘は、次の状況からも理解できる。

【1】今年末にも銀行券ルール超え

日本銀行は量的緩和対策を導入した2001年3月に、無尽蔵な国債買い取りに歯

止めをかけるため自主的に「長期国債の保有残高は銀行券発行残高以内に抑える」

という銀行券ルールと言われる内規を作った。しかし、今年末にはそのルールを超

える長期国債の保有となる見込みである。

【2】今年度末の国債残高1000兆円超え

財政的な視点でみると、今年度の予算は、一般会計の国債発行額44兆2440億

円の他に、東北大震災の復興費にあてる復興債や基礎年金の国庫負担金をまかなう

年金交付国債なども発行される予定で、今年度の残高が1000兆円を超えるのは

確実となっている。

これらの事態は、デフレ脱却など経済効果を高めるための措置として国債が活用さ

れてきた。つまり、日本銀行は2010年10月に創設した「資産買い入れ基金」

を通じて市場に資金を供給するために国債を買ってきた。5月25日の日銀金融政

策決定会合でもその総額を70兆円とする現行の金融緩和策を維持することが決ま

った。ところが、この日本銀行の国債買い入れについて異常な現象が頻発している。

残存2年以下の償還期間の短い国債の利回りが低下(相場は上昇)し、品薄状態で

応札額が予定額に達しない「札割れ」が多くなっていることだ。この背景には、欧

州情勢の混迷から、投資家が少しでも安全な資産で運用をと海外マネーを日本国債、

それも市場が混乱したときにすぐに換金できる償還期間の短い国債に資金シフトし

ている動きがある。

そこに日本国債格下げの影響が市場にどの様に生じるか、目が離せない混沌とした

事態に陥り始めたといえる。


                       ファイナンシャル・プランナー 有田敬三


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